水夏 AS+

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by CURCUS

ストーリー

海と山に囲まれた常磐村(ときわむら)。
常磐――“永遠に変わらない”と名付けられた村にも、やっぱり夏は訪れる。
漫画好きの巫女さん。お気楽な先輩。元気な妹と、お淑やかな恋人……。
神社の縁の下で出会った“名無し”の少女。

帽子につり下げた鈴を鳴らしながら、彼女が村を駆け抜けたとき、交わる
ことのない運命の赤い糸が絡みあった。

冬の淡雪が溶けた世界で、夏の水にも暖かさを感じてください。

ヒロインと愉快な仲間達

水瀬 伊月(みなせ いつき)  CV:長崎みなみ

 第一章ヒロイン。アニメと漫画をこよなく愛するオタクな巫女さん(笑)

白河 さやか(しらかわ さやか)  CV:鳥居花音

 第二章ヒロイン。村人から疎まれるお嬢様……。後輩の主人公に家庭教師を頼むほど成績の悪い「先輩」

柾木 茜(まさき あかね)  CV:日向裕羅

 第三章の主人公の義理の妹。日焼け跡がまぶしい水泳少女。

京谷 透子(きょうや とうこ)  CV:西田こむぎ

 第三章ヒロイン。清楚で落ち着いた大人の女性。主人公の恋人。

”名無し”の少女(ななし の しょうじょ)  CV:春野日和

 第四章ヒロイン。七夕の夜、神社の縁の下で主人公が拾った名無しの少女。・・・・・・ただの飯ぐらいともいう。

千夏(ちか)  CV:歌織

 第四章に登場する謎の人物。主人公の義理の姉。全てが謎に包まれた、裏表の激しい眼鏡の女性。煙草と野球中継をこよなく愛している。

本題のレビュー

まぁとりあえず

 D.C.にはまってしまった以上、やっておかなきゃダメだろうって事でついにプレイしてしまいました(笑)
 D.C.が割と王道学園モノなのに対して、水夏は雰囲気が全く違います。一応、オムニバス形式になっていて、全4章にそれぞれ主人公がいます。が、第四章のヒロイン、名無しの少女の正体が全章に渡って鍵となります。
 なんつーか、不思議な作品でしたね。抜群に面白い訳でも無いけど、つまらなくも無いという、なんとなく中途半端な感じ(笑)。各章を考えながらプレイしていくというのが原因かもしれません。脳天気に進めていくのとはちょっと違う感じかな?

一応萌えも?w

 そんな感じでしたが、一応萌えキャラっていうのも居たりするわけでw
今回は第二章ヒロインの白河さやかでしょうかね。なぜかD.C.にも登場してます。さやかの父(白河律)は有名な画家なんですが、「死」をテーマに絵を描くために、村では偏屈な人間として通っています。主人公は律の元で絵を学んでいます。
 そんな偏屈な父の娘ですから、さやかもなんとなく浮いた存在です。性格も結構ぶっとんでますからね(;^ω^)
 さやかは主人公の先輩のくせに、主人公の方がしっかりしているような気がします。そんな所が妙に可愛いのですが・・・。っていうか、これこそさやかの持ち味であり、萌えの要因でありますw

ネタバレも含みまっせw

 ストーリー的にはさやかの章と最終章の名無しの少女が良かったかなぁ。
 さやかの父は最終的に亡くなってしまいます。それまでのさやかとのやりとり(仲が悪いというか、さやかは父の事を良く思っていない風で・・・)が実は娘を思う行動だったというのが明らかになったとき、その後のストーリーを見るとちょっと切なくなってしまいました。
 また、名無しの少女の正体は「死に神」なんですけど、「死に近い人物」には名無しの少女の姿が見えます。って事は最終的には主人公も死んじゃう・・・んですが、その辺はクライマックスで明らかになりますので省略wというか、これだけはバラしたく無いんですよ。

D.C.やった後だから感じたのかもしれませんが、同じサーカスの作品でもこうも作風が違うのか、と思った作品でした。

因みになぜさやか萌えなのかというと、確かにそのキャラクターも要因の一つですが、CVが鳥居花音さんだっていうのが一番大きいかもしれませんw