本編のレビュー参照ｗ

面倒なので省略ｗ

　たまたま行きつけの中古ショップに行ったとき、ワゴンセールで安かったのでついつい買ってきたのですが、コレが大当たりでした。

　登場人物を簡単に紹介すると、主人公の血のつながりがない姉である香苗（芸名がKANADEといいます）、主人公の幼馴染みである如月和美、主人公を幼い頃から観ていた看護士の藤沢遥佳、そして香苗の友人（という設定）であり、正体は死に神という遠子の四人です。
　主人公は生まれつきの病気で、１０年も生きられないだろうと言われていたのですが、何故か大学生になっても元気です。その背景にあるのが、主人公の姉の、弟を助けたいと死に神と契約した事によるものです。

　つまり、主人公が元気になればなるほど、姉は命を削る事になる訳で・・・。当然、そんな事は主人公含め廻りの人間は知りませんから、姉が突然死した時はそりゃびっくりした訳です。

　基本的に各キャラクターは独立してストーリーが進んで行きます。というか、和美と遥佳を攻略しないと、香苗と死に神である遠子の二人は攻略出来ません。つまりは正当なエンディングが迎えられない訳です。
　一応、和美と遥佳の場合も、香苗は死んでしまいます。その事実をふまえた上で各キャラのエンディングを迎える訳なんですけどね。

　なんていいますか、「生」と「死」を扱ったエンディングという事もあり、とても胸が痛かったです。そして、香苗と主人公の、二人の強い想い。でもその想いは現世では通じなかった、いや、感じてはいたんでしょうけど言葉には出さなかっただけ・・・。


久しぶりにいいゲームをしたなぁと思いました。

　あ、主人公含めて全部のキャラはボイス無しです。その代わり、BGMとしてバイオリンとピアノが流れて、それが一層いい雰囲気を醸し出しています。
　何故バイオリンか・・・。それはKANADEが主人公に対して残した、強い想いの表現方法だからです。詳しくは是非プレイしてみて、感じてみて下さい。
　・・・但し、もうメーカーサイトも見あたらないし、売ってないかもしれませんけどね(；ﾟДﾟ)